ヴルカヌス・イン・ヨーロッパプログラム
 日本人学生対象

 

西村 彩里 (にしむら さり)
ヴルカヌス・イン・ヨーロッパ 2014年度派遣

語学研修: ドイツ語 (ドイツ・ミュンヘン)
企業研修: TIGER COATINGS(オーストリア)

  私は2014年度ヴルカヌス・イン・ヨーロッパプログラム参加し、ドイツでの語学研修、オーストリアでの企業研修を行いました。私は兼ねてより、日本の外で起こっていることを知りたい、日本の常識で通用しない場所で生活したいと思っていました。また、ただ滞在するという受け身の経験ではなく、自分のこれまでに身に着けてきた専門性を活かせる能動的な経験をしてみたいと思ったことがこのプログラムに応募した理由でした。

  初めの4ヶ月間は語学研修で、学校はミュンヘン市内にあり、私は当初ドイツ語の完全な初心者でした。しかし、家では心温かなホストマザーと同じ学校の生徒4人と寝食を共にし、自然とドイツ語が身についていったように思います。夕飯時にホストマザーのおいしい手料理を食べながら皆で話をするのが毎日なによりも楽しみでした。

  その後の8ヶ月間は、Tiger Coatingsというオーストリアの塗料会社にて企業研修を行いました。上司はスペイン人、同僚はオーストリア人と私の3人の小さなチームで産業用プリンターの開発に携わりました。特に私はトナー開発を同僚の補助として努めました。企業での研修は、大学での研究とは異なり新しいことで溢れていました。例えばコストの削減、健康被害、特許を考慮に入れなくてはならないという点です。また小さなグループで働いていたため、設備や資金の制限があるため、設備や資金の制限があり何を優先して開発を行うかということや、メンバーそれぞれに役割があるため、自分はどのようにグループへ貢献できるかということをよく考えました。その上で大切なことは自身の考えを伝えること。私は出来るだけシンプルに分かりやすく伝えることを意識しました。またオーストリアの「少ないストレスで生きようとする」独特の文化は、仕事の中にもよく表れており、興味深いものでした。こうした文化の違いを理解することもスムーズに仕事を行う上で必要不可欠であったと感じます。

  この一年で私は非常に多くのことを学び、それらは全てこのプログラムに参加しなければ得られない貴重なものでした。また一年を通し、たくさんの人との出会いも私を大きく成長させてくれたように思います。今私は日本で働き始めたばかりですが、これから携わる仕事は海外との仕事が多いと聞き、胸を躍らせています。この一年で得た力を活かして、ヨーロッパと日本を技術でつなぐ架け橋となれるよう、まずは目の前の仕事に一生懸命努めて参りたいと思います。


 

 


 

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日欧産業協力センターにおける政策分析を担う特別研究員(ミネルヴァ・フェロー)を募集しています。研究員は日欧産業協力センターが指定する優先課題(主に経済・産業関係のテーマ)について調査・分析等を行い政策レポートを作成します。そのほかにも、メディアのモニタリング、政策ブリーフィング、セミナーレポートなどセンターの政策分析活動の補佐をします。
30/03/2018
ヴルカヌス・イン・ヨーロッパは、日欧産業関係の架け橋となる若手人材の育成を目的とした「企業インターンシップ」事業です。毎年20名程度の日本の理工系大学生を欧州へ派遣しています。学生の募集要項はこのホームページで随時お知らせします。

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