毎年1月、島全体が冬の静けさに包まれ、私たちの農場も穏やかな時間を迎える頃、ヤンとジョナスは古い干し草小屋に足を運び、倉庫の中から最高級のアメリカンオーク樽を一つひとつ丁寧に選び出します。このミディアム・トーストのオーク樽が、「ディスティラーズ・カット」の核となるのです。
この年に一度の特別なエディションをより印象深いものにするため、私たちはさらに特別な樽を選び加えます。リッチなシェリー樽やユニークな組み合わせの樽など、その年ごとの選定が、ウイスキーに奥行きと複雑さ、そして個性を与えてくれます。「ディスティラーズ・カット」は、過去と未来をつなぐ存在です。過ぎ去った年の思い出と喜びを振り返るとともに、新たな可能性に向けて心を開く、そんな願いを込めています。 アメリカンオーク由来のなめらかで温かみのある口当たりに、バニラ、トフィー、チョコレートといったクラシックな香りが重なります。さらに、プラムのようなドライフルーツの風味が豊かさを加え、海風に含まれる塩気が、ほのかな海を連想させ、島そのものを感じさせてくれます。毎年、私たちはそこにひとさじの新しさを加えることで、親しみのある味わいに新鮮な驚きを添えています。そして何より、「ディスティラーズ・カット」の最大の魅力は、ひときわ長く続くモルティな余韻です。職人の技と伝統、そしてゆるやかに流れる時間の美しさを感じさせてくれます。
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