April 26
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洋上風力発電における日EU協力の深化 | 日EU・オンラインワークショップ

再生可能エネルギーの大規模展開は、日EUが2050年までに実現を目指している「気候中立」に向けて鍵となる活動です。欧州委員会は、2050年までにヨーロッパの電力需要の30%が洋上風力発電で賄われる可能性があると推定しており、また日本政府は洋上風力発電を新しいグリーン成長戦略の柱に据えるなど、洋上風力発電は、日EU両地域において最も成長可能性が高い再生可能エネルギー源の1つと見なされています。
洋上風力発電に関し、世界のタービンメーカー上位5社のうち3社がEUに拠点を置いており、世界市場の90%を占めるのはEUの企業です。その中で日本は、2040年までにEUと中国に次ぐ第3位の生産国になることを目指しています。こうした洋上風力発電に関する動きは、日EU企業間の協力をさらに加速させ、より費用対効果の大きい活動に繋がることが期待されています。そして日EU間企業間の協力を深化させるためには、各企業が互いに知識を深め、各国の認証システムをよりよく理解する必要があるといえます。
本イベントでは、日EU企業協力の成功例を取り上げるほか、(1)洋上風力技術の認証と適合性評価システム(2)浮体式洋上風力のコスト削減、という2つの重要なトピックにも焦点を当てることで、日EU双方の企業が知識を深め、協力促進の一助となることを目的としています。
本イベントにおける、現時点の講演団体・企業は 欧州委員会(エネルギー総局), 経済産業省, WindEurope, Ørsted, ClassNK, TÜV SÜD, Van Oord, Stiesdal Offshore Technologies を予定しております。
プログラム概要
1日目 – 4月26日(月)16:00-18:30 (日本時間) / 9:00-11:30 (欧州中央時間)
- 洋上風力発電の公共政策
- 日EUの洋上風力発電の現状
- 洋上風力発電のソリューションとテクノロジー
- 洋上風力技術とコンポーネントの適合性評価と認証:日EUの協力の課題と機会
2日目 – 4月28日(水) 16:00-18:05 (日本時間) / 9:00-11:05 (欧州中央時間)
- 浮体式洋上風力:日EUのパートナーシップとデモンストレーター
- 浮体式洋上風力:日EUのソリューションと技術の紹介
- 浮体式洋上風力:コスト削減