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1月30日(金)、ヴルカヌス・イン・ヨーロッパ同窓会2026を、駐日欧州連合代表部 (Delegation of the European Union to Japan)にて開催しました。駐日欧州連合 ジャン=エリック・パケ特命全権大使、経済産業省 通商政策局 国際経済部長 藤澤秀昭様を来賓にお迎えし、1996年から2024年に派遣された約100名の同窓生が集まりました

来賓挨拶に続いて、同窓生4名より、ヴルカヌスを通して得た経験やその後のキャリア形成についてお話いただきました。

渡邉峰生さん(2007年度派遣)は、ヴルカヌスに参加し人的ネット―ワークや視野が広がったといいます。大学での研究分野であったロボットの知識を生かしドイツ系企業へ就職。現在は、国内大学や中高に導入されるなど国内で高い注目を集めている対話型AI技術を用い英語学習支援プラットフォームを開発する、大学発スタートアップ企業(株式会社エキュメノポリス)に、創設メンバーとして在籍。世界に通用するプロダクトを「世界中から人材を」という目標のもと設立しています。今年はヴルカヌス・イン・ジャパンに派遣先企業として参加し、欧州国籍の研修生を受け入れました。

小林玲美さん(2005年度派遣)は、ヴルカヌスの企業研修を機に進路を変え、国内外トップシェアの大手製薬会社にてグローバル×IT×会計を核とした高い専門性につなげています。ヴルカヌス参加当時に衝撃を受けた「沈黙は欠席しているのと同じ」という考えにより地道にコミュニケーションを重ねた経験は、多国籍チームをまとめる胆力の礎になっていると話されました。また、キャリアと子育てとの両立に奮闘しながら、多忙な日々をこなす工夫についても話され、深くうなずく同窓生も見受けられました。

また、社会人2年目の小島健太郎さん(2022年度派遣)は、ヴルカヌス参加中に研究開発自体より、それらがもたらす社会的あるいは経済的インパクトの方に興味があると気づいたといいます。また、スロヴェニア等異文化圏との協働や、様々な国が参画する開発プロジェクトを目の当たりにした経験を通じ、日本人としての価値や考えがより活かされるキャリアを求め、大手総合商社に就職。東欧諸国への車の輸出販売から物流、投資支援業務に携わっています。今後は、海外での実務経験を積み、世界規模で社会に貢献したいとの展望を話されました。

細野美晴さん(2007年度派遣)は、都市計画・地域計画分野のバックグラウンドをもち、大学院卒業後は、主にアフリカやアジア等の途上国における開発コンサルタントとして、株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバルに所属し、15年のキャリアを積んでいます。開始から数年かかかるプロジェクトを時に複数かかえ、外国籍のスタッフが多いチームを束ねる立場で、現地政府関係者とプロジェクトを実施する等活躍中。実際に携わったプロジェクトの紹介を交えながら、徐々にステップアップしたキャリアの経緯を話されました。自分と違う視点を持つメンバーがいるチームで働く、相手の論理や発言の意図を考えて理解した上でやり取りを行う仕事にやりがいを感じています。また、日本とEUが協力しながらODA(政府開発援助)の現場で活動を行う例もあり、プロジェクトに関わることで日・EU双方の架け橋となっています。

続いて欧州事務所より、昨年11月にブリュッセルで開催されたEU-Japan Vulcanus Networking Eventの報告がありました。ヴルカヌス・イン・ヨーロッパの兄弟プログラムであるヴルカヌス・イン・ジャパンとの合同イベントは、30年間続く当プログラムの同窓生の層の厚さ、そして日欧の同窓生が繋がることで生まれるモメンタムや新たな可能性を強く感じる機会となり、今後も同様の機会を作っていくことも話されました。

その後のネットワーキングレセプションでは、再会を喜ぶ声とともに、世代を越えた活発な交流が見られ、ヴルカヌス生ならではのエネルギーが会場に満ちていました。ヴルカヌスプログラムの創出する価値が同窓生の交流を通じてますます高められることに期待し、今後も定期的に同窓生交流の機会をつくっていきたいと思います。

Vulcanus in Europe スタッフ一同
2026年1月

Jan2026_Alumni
同窓生の皆さん

JAn2026
駐日欧州連合 ジャン=エリック・パケ 特命全権大使
Jan2026_METI
経済産業省 通商政策局 国際経済部長 藤澤秀昭様

 

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